2008年 01月 03日
海外ドラマ「The Office」(UK版)のあれやこれやの話・・・。
えー、またまた、唐突な話なんですが・・・。(←ま、いつもの事ね)
私はこの年になってもですねぇ・・・。(←どの年なんですか?)
いまだによく分からん事があるんですよ・・・。(←どんな事が分からんのですか?)
あのー、チューインガムをですねぇ・・・。(←ああ、あのクチャクチャ噛むやつね)
一体、いつまで噛むのが正解なのか・・・。(←何を突然)
それがいまだによく分からんのですよねぇ・・・。(←別にどうだっていいんじゃないですか)
ガムの包み紙にも何回噛めばいいのか書いてないしねぇ・・・。(←書かないですよ、そんな事)
人が何回噛んでいるのか分からないしねぇ・・・。(←まあ、そりゃ分からんですわね)
噛んでいる人が捨てようとしているガムを貰って、味を確かめるわけにもいかないしねぇ・・・。(←おいおい!)
しかし、よくよく考えてみれば、ガムはその人の判断で、「ここで噛むのをやめます」と決めればいいわけだから、まあ、別に問題ないと言えば問題ない話ですよねぇ・・・。(←だから、悩むような事じゃないんですって)
ま、そんな話もありつつ、今回も海外ドラマの話になるんですが・・・。(←その話をしてください)
なんか、長く続く海外ドラマを見る事って、チューインガムを噛むみたいなものじゃないかなぁ、って思っちゃったりするんですよねぇ、最近・・・。(←と言いますと?)
まあ、特にアメリカドラマにありがちな傾向なんですけど・・・。
ドラマが長く続きすぎると、やっぱりどのドラマも味?が落ちてきて・・・。(←クオリティが落ちてくるという事ですね)
なんか、噛みすぎたガムのように気持ち悪くなってくるケースがあるんですよねぇ・・・。(←ああ、それはありますよねぇ)
で、ここで問題なのが、本当のガムだったら、味がなくなったと思ったら、個人の自由で捨てればいいわけですけど・・・。(←そうですよね)
ただ、ドラマの場合は、自分としてはもう味がなくなったと思っても、ドラマ自体はずっと続いていく場合があるじゃないですか・・・。(←ありますねぇ、そんな感じ)
こういうのって、自分にとっては非常に気持ち悪くなってる状態なんですけど、ドラマの方からは「まだ噛め!」と言われてるわけですよね・・・。(←まあ、「まだ見ろ!」ですけどね)
この感じがねぇ、私にとっては、とっても辛い瞬間?なんですよねぇ・・・。(←ああ、分かります、その感じ)
特に自分が好きだったドラマなどは、ガムとしての賞味期限?が終わったと思えても、なかなか捨てる勇気が持てないんですよねぇ・・・。(←それはあるよね)
で、気持ち悪いながらも、だらだら見てしまうという・・・。(←まあ、ある種の悪循環っすね)
うーん、こういうのって、どうしたらいいんですかねぇ・・・。(←うーん、どうしたもんですかねぇ)
剃髪して山にこもって、座禅でもすべきなんでしょうか・・・。(←うーん、そんな事しても無駄のような気がしますがね)
で、なぜ、こんな話をしたかというと、今回の「The Office」(UK版)というドラマを語るうえで、このドラマって、正しいガムの噛み方?を知ってるドラマなんじゃないだろうか、と、ちょっと思ったりしたわけです・・・。(←思っちゃったわけですね)
実はこのドラマ、たった2年ぐらいの期間で全14話 シリーズ1が6話、シリーズ2が6話、そして最後にクリスマススペシャルとして2話と、これだけしかないんです・・・。(←ちなみに、ちょっと豆知識として、イギリスではシーズンじゃなくシリーズと言います)
もうねぇ、このドラマ、何と言いますか、アメリカドラマにありがちな「だらだら感?」がなく、それに加えて、実質の最終回となるクリスマススペシャルの決め?の鋭さ・・・。(←ここの決め方、非常に見事なんです)
まあ、言うなれば、ガムが味がなくなるという一歩手前の寸止め状態?でドラマを終了させ、尚且つ、最後の最後に、そのガムにもう一度強烈な甘い味がバシッと来るような、そんな夢のようなガム、いや、ドラマに仕上がっているんです・・・。(←しかし、こういうガムが発明されんもんですかねぇ)
ホント、見事すぎるほどのドラマの完成度なんですよねぇ・・・。(←へーえ、そうなんですか)
で、ちょっと怖いんですけど・・・。(←何が怖いんですか?)
個人的には、このドラマ、大絶賛というか大推薦させてもらいます・・・。(←それの何が怖いんですか?)
いやねぇ、このドラマ、私はかなり好きな部類のドラマに入るんですが・・・。
ただ、果たして、万人に受けるドラマかというと、ちょっと自信がないんですよねぇ・・・。(←ああ、そういうドラマはありますよねぇ)
まあ、ひとことで言っちゃうと、非常に「クセ」があるドラマなんです・・・。(←クセと言いますと?)
まずイギリスドラマという特異性からして、普段、アメリカドラマしか見ていない人にとってはどうなんだろうというところから、ちょっと疑問を持ってしまうわけなんですよ・・・。(←アメリカとイギリスとではやっぱり違いますからね)
特に、イギリス特有のブラックジョークというか、イギリス臭い?感じがぷんぷん漂ってる感じは、駄目な人はとことん駄目だろう的な事が予想されるわけなんです・・・。(←ああ、よく分からんけど、その感じね)
そして、このドラマの主戦場?となる「会社」という場所で働いている、もしくは働いていたという経験がない人・・・。(←まだ学生の人とかそうかもしれません)
また、その「会社」という場所に、とんでもない上司がいる、又はいたなぁという経験のない人・・・。(←これはかなり幸せな人ですよ)
うーん、まあ、そういう感じの人たちはですねぇ、このドラマを見ても、イマイチ、よく分からないかもしれないなぁって、思っちゃったりもするんですよねぇ・・・。(←申し訳ないけど、本当に世の中に出て、酸いも甘いも噛み分けた人でないと、このドラマの本質が理解しにくいかもしれません)
まあ、そういったわけで、いろんな要素を考えてみても、果たして一般に受けるようなドラマかなぁ、と思ってしまうんですよねぇ・・・。(←まあ、どんなドラマでも万人に受けるようなドラマは存在しないですけどね)
でもですねぇ、このドラマの不思議な「撮り方」とか「進め方」は、一見、地味に見えるんだけど、実は凄い発想で作られてるのだなぁ、と感心せずにはおれんような作品なんです・・・。(←ちょっと、変わったドラマなんですね)
まあ、この辺りの「仕掛け」及び「種明かし」の数々が、いろんなドラマを見ている人であればあるほど、ちょっと斬新に見えて、ある意味、玄人好みのする作品でもあるんです・・・。(←まあ、要するに私などはコロッと引っ掛かってしまった1人なのであります)
そして、このドラマの脚本及び演出、そして、アホ上司を自ら演じるリッキー・ジャーヴェィスという男の怪演?も是非とも見てほしい作品なんです・・・。(←ホント、元?歌手だけに歌も上手いんです)
しかし、脱線しますが、「ミスター・ビーン」のローワン・アトキンソンといい、なんか、イギリスって、たまにこういう凄い人が現れますよね。本当は頭が凄くいいんだけど、計算の上にも計算を重ねて、アホな人を演じる感じの凄い人・・・。(←ホント、そうですよね)
うーん、こういうタイプって、ちょっとアメリカにはいないタイプなんですよねぇ。なんか、この辺りが、いまだ階級社会が厳然と存在している中で、本当のインテリというか、本当のジェントルマンというか、国の歴史が持つ重みの中から出てくるような人たちが、やっぱりいるんですよねぇ、イギリスって・・・。(←歴史って、やっぱり大事だよねぇ)
ああ、そうそう・・・。
唐突に「The Office」の話が始まったので、ここいらで、この「The Office」の簡単なあらすじを紹介しておきましょう・・・。
とは言っても、このドラマ、説明するのは非常に難しいので・・・。(←いや、そんな事もないような気がしますよ)
ここでは、アンデルセン童話「裸の王様」の話に置き換えて、「The Office」を説明しようかと・・・。(←いや、別にもう、「会社」ときて、「裸の王様」が出た時点で話の筋がなんとなく分かるような)
ここは、イギリスのちょっと田舎?に位置する「The Office」王国・・・。
その王国では、バカ上司、別名「裸の王様」が、今日も今日とて、アホな事をして過ごす毎日・・・。
この王様は、自分は頭が良くて、格好よくて、ユーモアもあり、その上、家来たちからも信頼されている、とっても優れたリーダーだと思い込んでいる・・・。(←当然、みんなその逆ね)
そして、大臣以下家来たちも、そんな王様の暴走を誰も止められないでいる・・・。(←ある意味、可哀想な人たちなんです)
まあ、よく分からんのだけれども、やっばり、なんだかんだ言っても、みんなクビを切られる事が怖いのだ・・・。(←命には別状のない方のクビなんだけどね)
まあ、簡単に言うとそんな感じでしょうか、このドラマ・・・。(←うーん、そうなのか?)
で、このドラマ、この王様のですね、非常にKY(←空気が読めない)な感じに、「王様、裸ですよ!」という突っ込みを入れて見るという構図になってまして・・・。(←まあ、王様が裸だと指摘する子供役が実は視聴者なんですね)
この痛々しいまでの王様のKYぶりを見て、大笑いしようというドラマなんですが・・・。(←ホント、大笑いしてしまいます)
でも、まあ、ここで言いたいのは、もう、別に王様はどうだっていいって事なんです・・・。(←え! そうなんですか?)
もうねぇ、普通?の人なら、ドラマをたった数回見るだけで、例え、王様が王国内をパンツ一枚で走り回ろうとも、「もう、あなたはあなたの好きに生きてください」的な悟りが自然と生まれてくるはずなんです・・・。(←え、そうなんですか?)
ですが、ですがなんです・・・。(←何なのですか?)
このドラマのサイドストーリーである、王子様とお姫様の恋の行方は「おまえら、何をやってるんだぁぁぁぁぁぁ!」と最後の最後まで突っ込まずにはいられないはずなんです・・・。(←悟りを開いた子供でもさすがに絶叫してしまうのですね)
いや、王子様とお姫様ではイマイチ分かりにくいので、もうちょっと言い換えると・・・。(←そうそう、言い換えてくださいよ)
イマイチ駄目駄目なサラリーマンと、イマイチちょっと太り気味の受付嬢の恋のお話です・・・。(←悪意のある言い方だな)
この恋の行方がね、ホント、いらいらさせるというか、もどかしいというか、どうなってしまうんだ君たち、という感じなんですよねぇ、全く・・・。(←ああ、もう、そう聞くだけでいらいらしてしまいそうです)
でも、ちょっと脱線しますけど、ロマンティック・コメディ映画「ラブ・アクチュアリー」のテイストが好きな人、この映画で思わず泣いた人、是非、このドラマを見てください・・・。(←ホント、見てください)
あの「ラブ・アクチュアリー」にも出ていた王子様の演技は非常に必見なんです・・・。(←不覚?にも私は、この王子様の演技に号泣しました)
「The Office」王国では、別にとりたてて大事件が起こるようなわけじゃないんです・・・。
たった一人でテロリストたちと戦う。それも24時間でとか・・・。(←え? そんなドラマがあるんですか?)
無実の兄を救うため、自ら刑務所に入り脱獄計画とか・・・。(←え? そんなドラマがあるんですか?)
まあ、そんな劇的な事件が待ち受けてるような話じゃないんです、このドラマ・・・。(←うーん、そう言われると、ちょっと見る気がなくなりますよ)
「The Office」王国のドラマとは、「また、アホ上司がとんでもない事を言い出したぞ」とか「あいつ、また受付嬢にふられたんだって」とか、世の中にあまたある会社という場所のどこにでもありがちな、ごく普通の風景だったりするんです・・・。(←うーん、それはまた地味な風景ですね)
でも、ちょっと考えてみてください・・・。
そんなありふれた風景こそが、「会社」という場所で過ごす人たちにとっては・・・。
どんな事にも勝る、「大事件」だったりするんですよねぇ・・・。
私はこの年になってもですねぇ・・・。(←どの年なんですか?)
いまだによく分からん事があるんですよ・・・。(←どんな事が分からんのですか?)
あのー、チューインガムをですねぇ・・・。(←ああ、あのクチャクチャ噛むやつね)
一体、いつまで噛むのが正解なのか・・・。(←何を突然)
それがいまだによく分からんのですよねぇ・・・。(←別にどうだっていいんじゃないですか)
ガムの包み紙にも何回噛めばいいのか書いてないしねぇ・・・。(←書かないですよ、そんな事)
人が何回噛んでいるのか分からないしねぇ・・・。(←まあ、そりゃ分からんですわね)
噛んでいる人が捨てようとしているガムを貰って、味を確かめるわけにもいかないしねぇ・・・。(←おいおい!)
しかし、よくよく考えてみれば、ガムはその人の判断で、「ここで噛むのをやめます」と決めればいいわけだから、まあ、別に問題ないと言えば問題ない話ですよねぇ・・・。(←だから、悩むような事じゃないんですって)
ま、そんな話もありつつ、今回も海外ドラマの話になるんですが・・・。(←その話をしてください)
なんか、長く続く海外ドラマを見る事って、チューインガムを噛むみたいなものじゃないかなぁ、って思っちゃったりするんですよねぇ、最近・・・。(←と言いますと?)
まあ、特にアメリカドラマにありがちな傾向なんですけど・・・。
ドラマが長く続きすぎると、やっぱりどのドラマも味?が落ちてきて・・・。(←クオリティが落ちてくるという事ですね)
なんか、噛みすぎたガムのように気持ち悪くなってくるケースがあるんですよねぇ・・・。(←ああ、それはありますよねぇ)
で、ここで問題なのが、本当のガムだったら、味がなくなったと思ったら、個人の自由で捨てればいいわけですけど・・・。(←そうですよね)
ただ、ドラマの場合は、自分としてはもう味がなくなったと思っても、ドラマ自体はずっと続いていく場合があるじゃないですか・・・。(←ありますねぇ、そんな感じ)
こういうのって、自分にとっては非常に気持ち悪くなってる状態なんですけど、ドラマの方からは「まだ噛め!」と言われてるわけですよね・・・。(←まあ、「まだ見ろ!」ですけどね)
この感じがねぇ、私にとっては、とっても辛い瞬間?なんですよねぇ・・・。(←ああ、分かります、その感じ)
特に自分が好きだったドラマなどは、ガムとしての賞味期限?が終わったと思えても、なかなか捨てる勇気が持てないんですよねぇ・・・。(←それはあるよね)
で、気持ち悪いながらも、だらだら見てしまうという・・・。(←まあ、ある種の悪循環っすね)
うーん、こういうのって、どうしたらいいんですかねぇ・・・。(←うーん、どうしたもんですかねぇ)
剃髪して山にこもって、座禅でもすべきなんでしょうか・・・。(←うーん、そんな事しても無駄のような気がしますがね)
で、なぜ、こんな話をしたかというと、今回の「The Office」(UK版)というドラマを語るうえで、このドラマって、正しいガムの噛み方?を知ってるドラマなんじゃないだろうか、と、ちょっと思ったりしたわけです・・・。(←思っちゃったわけですね)
実はこのドラマ、たった2年ぐらいの期間で全14話 シリーズ1が6話、シリーズ2が6話、そして最後にクリスマススペシャルとして2話と、これだけしかないんです・・・。(←ちなみに、ちょっと豆知識として、イギリスではシーズンじゃなくシリーズと言います)
もうねぇ、このドラマ、何と言いますか、アメリカドラマにありがちな「だらだら感?」がなく、それに加えて、実質の最終回となるクリスマススペシャルの決め?の鋭さ・・・。(←ここの決め方、非常に見事なんです)
まあ、言うなれば、ガムが味がなくなるという一歩手前の寸止め状態?でドラマを終了させ、尚且つ、最後の最後に、そのガムにもう一度強烈な甘い味がバシッと来るような、そんな夢のようなガム、いや、ドラマに仕上がっているんです・・・。(←しかし、こういうガムが発明されんもんですかねぇ)
ホント、見事すぎるほどのドラマの完成度なんですよねぇ・・・。(←へーえ、そうなんですか)
で、ちょっと怖いんですけど・・・。(←何が怖いんですか?)
個人的には、このドラマ、大絶賛というか大推薦させてもらいます・・・。(←それの何が怖いんですか?)
いやねぇ、このドラマ、私はかなり好きな部類のドラマに入るんですが・・・。
ただ、果たして、万人に受けるドラマかというと、ちょっと自信がないんですよねぇ・・・。(←ああ、そういうドラマはありますよねぇ)
まあ、ひとことで言っちゃうと、非常に「クセ」があるドラマなんです・・・。(←クセと言いますと?)
まずイギリスドラマという特異性からして、普段、アメリカドラマしか見ていない人にとってはどうなんだろうというところから、ちょっと疑問を持ってしまうわけなんですよ・・・。(←アメリカとイギリスとではやっぱり違いますからね)
特に、イギリス特有のブラックジョークというか、イギリス臭い?感じがぷんぷん漂ってる感じは、駄目な人はとことん駄目だろう的な事が予想されるわけなんです・・・。(←ああ、よく分からんけど、その感じね)
そして、このドラマの主戦場?となる「会社」という場所で働いている、もしくは働いていたという経験がない人・・・。(←まだ学生の人とかそうかもしれません)
また、その「会社」という場所に、とんでもない上司がいる、又はいたなぁという経験のない人・・・。(←これはかなり幸せな人ですよ)
うーん、まあ、そういう感じの人たちはですねぇ、このドラマを見ても、イマイチ、よく分からないかもしれないなぁって、思っちゃったりもするんですよねぇ・・・。(←申し訳ないけど、本当に世の中に出て、酸いも甘いも噛み分けた人でないと、このドラマの本質が理解しにくいかもしれません)
まあ、そういったわけで、いろんな要素を考えてみても、果たして一般に受けるようなドラマかなぁ、と思ってしまうんですよねぇ・・・。(←まあ、どんなドラマでも万人に受けるようなドラマは存在しないですけどね)
でもですねぇ、このドラマの不思議な「撮り方」とか「進め方」は、一見、地味に見えるんだけど、実は凄い発想で作られてるのだなぁ、と感心せずにはおれんような作品なんです・・・。(←ちょっと、変わったドラマなんですね)
まあ、この辺りの「仕掛け」及び「種明かし」の数々が、いろんなドラマを見ている人であればあるほど、ちょっと斬新に見えて、ある意味、玄人好みのする作品でもあるんです・・・。(←まあ、要するに私などはコロッと引っ掛かってしまった1人なのであります)
そして、このドラマの脚本及び演出、そして、アホ上司を自ら演じるリッキー・ジャーヴェィスという男の怪演?も是非とも見てほしい作品なんです・・・。(←ホント、元?歌手だけに歌も上手いんです)
しかし、脱線しますが、「ミスター・ビーン」のローワン・アトキンソンといい、なんか、イギリスって、たまにこういう凄い人が現れますよね。本当は頭が凄くいいんだけど、計算の上にも計算を重ねて、アホな人を演じる感じの凄い人・・・。(←ホント、そうですよね)
うーん、こういうタイプって、ちょっとアメリカにはいないタイプなんですよねぇ。なんか、この辺りが、いまだ階級社会が厳然と存在している中で、本当のインテリというか、本当のジェントルマンというか、国の歴史が持つ重みの中から出てくるような人たちが、やっぱりいるんですよねぇ、イギリスって・・・。(←歴史って、やっぱり大事だよねぇ)
ああ、そうそう・・・。
唐突に「The Office」の話が始まったので、ここいらで、この「The Office」の簡単なあらすじを紹介しておきましょう・・・。
とは言っても、このドラマ、説明するのは非常に難しいので・・・。(←いや、そんな事もないような気がしますよ)
ここでは、アンデルセン童話「裸の王様」の話に置き換えて、「The Office」を説明しようかと・・・。(←いや、別にもう、「会社」ときて、「裸の王様」が出た時点で話の筋がなんとなく分かるような)
ここは、イギリスのちょっと田舎?に位置する「The Office」王国・・・。
その王国では、バカ上司、別名「裸の王様」が、今日も今日とて、アホな事をして過ごす毎日・・・。
この王様は、自分は頭が良くて、格好よくて、ユーモアもあり、その上、家来たちからも信頼されている、とっても優れたリーダーだと思い込んでいる・・・。(←当然、みんなその逆ね)
そして、大臣以下家来たちも、そんな王様の暴走を誰も止められないでいる・・・。(←ある意味、可哀想な人たちなんです)
まあ、よく分からんのだけれども、やっばり、なんだかんだ言っても、みんなクビを切られる事が怖いのだ・・・。(←命には別状のない方のクビなんだけどね)
まあ、簡単に言うとそんな感じでしょうか、このドラマ・・・。(←うーん、そうなのか?)
で、このドラマ、この王様のですね、非常にKY(←空気が読めない)な感じに、「王様、裸ですよ!」という突っ込みを入れて見るという構図になってまして・・・。(←まあ、王様が裸だと指摘する子供役が実は視聴者なんですね)
この痛々しいまでの王様のKYぶりを見て、大笑いしようというドラマなんですが・・・。(←ホント、大笑いしてしまいます)
でも、まあ、ここで言いたいのは、もう、別に王様はどうだっていいって事なんです・・・。(←え! そうなんですか?)
もうねぇ、普通?の人なら、ドラマをたった数回見るだけで、例え、王様が王国内をパンツ一枚で走り回ろうとも、「もう、あなたはあなたの好きに生きてください」的な悟りが自然と生まれてくるはずなんです・・・。(←え、そうなんですか?)
ですが、ですがなんです・・・。(←何なのですか?)
このドラマのサイドストーリーである、王子様とお姫様の恋の行方は「おまえら、何をやってるんだぁぁぁぁぁぁ!」と最後の最後まで突っ込まずにはいられないはずなんです・・・。(←悟りを開いた子供でもさすがに絶叫してしまうのですね)
いや、王子様とお姫様ではイマイチ分かりにくいので、もうちょっと言い換えると・・・。(←そうそう、言い換えてくださいよ)
イマイチ駄目駄目なサラリーマンと、イマイチちょっと太り気味の受付嬢の恋のお話です・・・。(←悪意のある言い方だな)
この恋の行方がね、ホント、いらいらさせるというか、もどかしいというか、どうなってしまうんだ君たち、という感じなんですよねぇ、全く・・・。(←ああ、もう、そう聞くだけでいらいらしてしまいそうです)
でも、ちょっと脱線しますけど、ロマンティック・コメディ映画「ラブ・アクチュアリー」のテイストが好きな人、この映画で思わず泣いた人、是非、このドラマを見てください・・・。(←ホント、見てください)
あの「ラブ・アクチュアリー」にも出ていた王子様の演技は非常に必見なんです・・・。(←不覚?にも私は、この王子様の演技に号泣しました)
「The Office」王国では、別にとりたてて大事件が起こるようなわけじゃないんです・・・。
たった一人でテロリストたちと戦う。それも24時間でとか・・・。(←え? そんなドラマがあるんですか?)
無実の兄を救うため、自ら刑務所に入り脱獄計画とか・・・。(←え? そんなドラマがあるんですか?)
まあ、そんな劇的な事件が待ち受けてるような話じゃないんです、このドラマ・・・。(←うーん、そう言われると、ちょっと見る気がなくなりますよ)
「The Office」王国のドラマとは、「また、アホ上司がとんでもない事を言い出したぞ」とか「あいつ、また受付嬢にふられたんだって」とか、世の中にあまたある会社という場所のどこにでもありがちな、ごく普通の風景だったりするんです・・・。(←うーん、それはまた地味な風景ですね)
でも、ちょっと考えてみてください・・・。
そんなありふれた風景こそが、「会社」という場所で過ごす人たちにとっては・・・。
どんな事にも勝る、「大事件」だったりするんですよねぇ・・・。
by amiel2
| 2008-01-03 00:22
| 海外ドラマ