2004年 06月 24日
「なりきりゲーム」の話 5・・・ディスカバリーチャンネル
エピソードタイトル・・・「牧師が中古車ディーラーに挑戦」
なりきりゲームとは、ある人が全く違う職業の人に4週間かけてなりきるゲーム?でありまして、で、4週間後にその道の専門家3人の審査員の前で、その人たちを騙せるかどうかを競うゲームであります。
今回は、メーン州の小さな町の牧師、クラークがラスベガスの自動車販売代理店(←ネバダ州で一番大きい店です) にて、中古車ディーラーに挑戦です。
まあ、"クラーク"だけに、今回は中古車ディーラーの"店員"(clerk) に挑戦なのであります。(←あなた、こんな事を言うのが好きですね)
で、この牧師さん、パッと見た感じ、確かに、虫も殺さないような感じの人です。ただ、やはり、押しが弱いと言うか、意志薄弱だと言うか、まあ、人間的な弱さが少し目立ちます。(←何か、いつも目が泳いでいるんだよねぇ)
でも、私が海外ドラマでよく見るパターンの牧師さんですから、あながち、これがいけないとは思わないんですけどね。(←そりゃあ、あなた中のドラマの世界の話でしょ!)
さあ、この牧師さんが、住みなれた町を離れ、いざ、大都会ラスベガスへ・・・。
で、そこで、これから4週間ご教授願うコーチ陣にご対面なんですが・・・。
でも、その自動車販売代理店で牧師さんを待ち構えていたのは・・・。
ギャングの親分と、その一の子分でした・・・。(←まあ、見た感じはね)
ちなみに、親分はですね、自動車販売代理店の社長でありまして、黒ずくめの服装にサングラス、そしてこれまたお決まりの、ヒカリもののネックレスや指輪などの完全武装をしておりまして、まあ、どっから見ても、立派なギャングなのであります。(←だから、自動車販売代理店社長なんだって!)
そしてですねぇ、この社長、自らテレビの生放送CMに出演して、車を売るという手法から・・・。
あの「ジャパネットたかた」の社長がいますよね、あの人を太らせて、ニューヨーク系のラッパーでギャング・・・。
・・・とまあ、そんな感じを思い浮かべてくれたら、分かりやすいかと思います。(←いやいや、逆に分かりにくいぞ!)
そして、子分の方はというと、空軍上がりの、まあ、「体育会系代貸し」、てな感じなのであります。(←もう、ヤクザ系の例えからは離れてください!)
で、こんな人たちと、このひ弱な牧師さんが並んで立っていると・・・。
まあ、元はホモサピエンス、ヒト科ヒト属(homo)の同じ動物だったんでしょうが、一体、どうしたというんでしょうかね。ひょっとすると、長い進化の過程で完全に別の生物になってしまったのかもしれません・・・。(←おいおい、そうなのか?)
例えますと・・・。
「動」と「静」・・・。(←まあ、そんな感じ)
「肉食獣」と「草食獣」・・・。(←うーん、そうとも言えるかも)
扇風機のスイッチで言うと、「強」と「弱」なのであります。(←何のこっちゃ!)
さあ、こんな牧師さんに、ギャングの子分は、来ていきなり、店で接客をさせます・・・。(←生まれてこの方、モノを売った事がない人間なんですよ、この牧師さん!)
で、牧師さんは慣れないながらもお客さんに話かけますが、でも、どうしていいか分からず、結局、お客さんを置いたまま、その場を立ち去ってしまいます・・・。(←おーい、がんばれ!)
さあ、ここから本当の特訓が始まりますが、ここからが凄いというか熱いです。
まずは、この会社の朝礼から・・・。
なんか、日本の猛烈系の会社の朝礼にありがちの・・・。
大勢の社員が待ち構える会議室に、ギャングの親分が入ってくると、もう、みんな手を叩いて歓声をあげながらの、まあ、そりゃあ、凄まじい勢いであります・・・。
で、親分が、「今日の売り上げナンバーワンには、このダイヤの時計をやる!」と絶叫した瞬間・・・。(←やっぱり、思想的には完全にギャングです)
組員たち、いや、もとい・・・社員たちの歓声が、どでかい会議室中にワーッと響き渡ります・・・。
でも、そんな中、場違いの人間が1人・・・。
そう、牧師さん・・・。(←まあ、そりゃそうだろうな)
で、牧師さん、いざ、本格的に店で接客なんですが・・・。
でも、一口に中古車ディーラーと言っても、覚える事はいっぱいあるわけですよ。当然、まず第1に車の事は全て理解しないといけないわけだしね・・・。
また、客の扱い一つとっても、これはもう戦いなのであります。他店との戦い、ここの同僚同士での戦い、当然、客に対しての戦い・・・と、まあ、ソフトに見える接客術の中にも、内に秘めたる熱くギラギラした思いのぶつかり合いの場なのであります・・・。
・・・まあ、そんな中、こう言っちゃなんだけど、今まで牧師しかやった事がない人間、ある意味、浮世離れした世界の人間が、ある日、突然、戦場のど真ん中に放り込まれたら、そりゃあ、もう、最後は戦死するしかないわけで・・・。(←まあ、当然、撃沈であります)
しかし、そんなこんなも言ってられないので・・・。
牧師さん、髪のカットから始まりまして、ファッションチェックと、まあ、このなりきり恒例の変身ショーの開始なのであります・・・。(←今回はギャングの親分のお見立てです。さて、どうなるのか?)
そして、これまた恒例の演技コーチの指導なんですが・・・。
まあ、どこかの学校の演技クラスに入れてもらったんでしょうね。そこの女優の卵たちと共に、「これは最高の車ですよ! さあ、買わなきゃ!」の連呼であります。(←女優の卵さんたち、ありがとう)
そして、そんなこんなの牧師さんに任された初の大仕事は・・・。
な、なんと、テレビ生放送のCMで、過激なキャラクターとして登場する事に!!!
一応、設定は、「pimp」って言ってましたから、まあ、売春婦のヒモと言うか、まあ、いわゆる、ポン引きスタイルです。(←ああ、牧師さん、あなたはどこに行くのだ!!)
でも、そんなこんなの試練を乗り越えていくうちに、とうとう、車を一台売ってしまうんですねぇ。(←思わず、拍手、パチパチパチ!)
そして、この牧師さんを褒め称えるために、親分がした行為は、牧師さんのネクタイをハサミで半分に切って、それを店頭のガラスに貼り付けるというものでした。(←親分、あなた、ひょっとして、どこかの"部族の酋長"?)
しかし、しかし、しかし、なんです・・・。(←な、何です?)
牧師さん、ある時、決定的なミスをして、客を逃してしまいます・・・。
そして、この後はグダグダになってしまいます・・・。(←がんばるんだ、牧師さん!)
まあ、この牧師さん、打たれ弱いと言うか、一度失敗すると動揺してしまい、そこからもう、完全に駄目になってしまうタイプの人なんですね・・・。(←いますよねぇ、こういうタイプの人)
で、精神的強さを鍛えるために、ギャングの子分と、映画「ロッキー」よろしく、ボクシングの特訓であります。(←パンチはへっぽこだけど・・・まあ、意気込みは買う)
そして、物語も佳境に入って、試験直前のある夜、ギャングの親分、子分、そして、演技コーチがそろって、「君ならできる!」「がんばるんだ!」と、牧師さんを熱く説得・・・。
それを真剣な表情で聞く牧師さん・・・。
まあ、ギャングの集まりだと言えども、ちょっと感動するシーンであります・・・。(←だから、ギャングじゃないんだって!)
・・・さあ、果たして、この牧師さんは、たった4週間で見事、プロの審査員を欺く事ができるのでしょうか。
まあ、男なら誰でも「強い人間」でありたいはずなんですよ・・・。(←心の奥底で)
例え、「草食動物」であってもね・・・。(←だから、草食動物じゃないんだって!)
そして、牧師という一般的には、「戦う」という事から一番遠い職業であっても、いつか、必ず戦わないといけない時が来るはずなんです・・・。
それは対信者(←喧嘩するという事じゃないですよ) か、対自分自身であるかは、今は分からないけれども・・・。
・・・なんか、そんな思いも含めて、この牧師さんには、これから強い牧師さんになってほしいなぁ、なんて思いましたね、今回。(←いや、本当に、人の良さは一級品なんですから。この人に足りないのは、力強さと言うか包容力だけなんですから)
なりきりゲームとは、ある人が全く違う職業の人に4週間かけてなりきるゲーム?でありまして、で、4週間後にその道の専門家3人の審査員の前で、その人たちを騙せるかどうかを競うゲームであります。
今回は、メーン州の小さな町の牧師、クラークがラスベガスの自動車販売代理店(←ネバダ州で一番大きい店です) にて、中古車ディーラーに挑戦です。
まあ、"クラーク"だけに、今回は中古車ディーラーの"店員"(clerk) に挑戦なのであります。(←あなた、こんな事を言うのが好きですね)
で、この牧師さん、パッと見た感じ、確かに、虫も殺さないような感じの人です。ただ、やはり、押しが弱いと言うか、意志薄弱だと言うか、まあ、人間的な弱さが少し目立ちます。(←何か、いつも目が泳いでいるんだよねぇ)
でも、私が海外ドラマでよく見るパターンの牧師さんですから、あながち、これがいけないとは思わないんですけどね。(←そりゃあ、あなた中のドラマの世界の話でしょ!)
さあ、この牧師さんが、住みなれた町を離れ、いざ、大都会ラスベガスへ・・・。
で、そこで、これから4週間ご教授願うコーチ陣にご対面なんですが・・・。
でも、その自動車販売代理店で牧師さんを待ち構えていたのは・・・。
ギャングの親分と、その一の子分でした・・・。(←まあ、見た感じはね)
ちなみに、親分はですね、自動車販売代理店の社長でありまして、黒ずくめの服装にサングラス、そしてこれまたお決まりの、ヒカリもののネックレスや指輪などの完全武装をしておりまして、まあ、どっから見ても、立派なギャングなのであります。(←だから、自動車販売代理店社長なんだって!)
そしてですねぇ、この社長、自らテレビの生放送CMに出演して、車を売るという手法から・・・。
あの「ジャパネットたかた」の社長がいますよね、あの人を太らせて、ニューヨーク系のラッパーでギャング・・・。
・・・とまあ、そんな感じを思い浮かべてくれたら、分かりやすいかと思います。(←いやいや、逆に分かりにくいぞ!)
そして、子分の方はというと、空軍上がりの、まあ、「体育会系代貸し」、てな感じなのであります。(←もう、ヤクザ系の例えからは離れてください!)
で、こんな人たちと、このひ弱な牧師さんが並んで立っていると・・・。
まあ、元はホモサピエンス、ヒト科ヒト属(homo)の同じ動物だったんでしょうが、一体、どうしたというんでしょうかね。ひょっとすると、長い進化の過程で完全に別の生物になってしまったのかもしれません・・・。(←おいおい、そうなのか?)
例えますと・・・。
「動」と「静」・・・。(←まあ、そんな感じ)
「肉食獣」と「草食獣」・・・。(←うーん、そうとも言えるかも)
扇風機のスイッチで言うと、「強」と「弱」なのであります。(←何のこっちゃ!)
さあ、こんな牧師さんに、ギャングの子分は、来ていきなり、店で接客をさせます・・・。(←生まれてこの方、モノを売った事がない人間なんですよ、この牧師さん!)
で、牧師さんは慣れないながらもお客さんに話かけますが、でも、どうしていいか分からず、結局、お客さんを置いたまま、その場を立ち去ってしまいます・・・。(←おーい、がんばれ!)
さあ、ここから本当の特訓が始まりますが、ここからが凄いというか熱いです。
まずは、この会社の朝礼から・・・。
なんか、日本の猛烈系の会社の朝礼にありがちの・・・。
大勢の社員が待ち構える会議室に、ギャングの親分が入ってくると、もう、みんな手を叩いて歓声をあげながらの、まあ、そりゃあ、凄まじい勢いであります・・・。
で、親分が、「今日の売り上げナンバーワンには、このダイヤの時計をやる!」と絶叫した瞬間・・・。(←やっぱり、思想的には完全にギャングです)
組員たち、いや、もとい・・・社員たちの歓声が、どでかい会議室中にワーッと響き渡ります・・・。
でも、そんな中、場違いの人間が1人・・・。
そう、牧師さん・・・。(←まあ、そりゃそうだろうな)
で、牧師さん、いざ、本格的に店で接客なんですが・・・。
でも、一口に中古車ディーラーと言っても、覚える事はいっぱいあるわけですよ。当然、まず第1に車の事は全て理解しないといけないわけだしね・・・。
また、客の扱い一つとっても、これはもう戦いなのであります。他店との戦い、ここの同僚同士での戦い、当然、客に対しての戦い・・・と、まあ、ソフトに見える接客術の中にも、内に秘めたる熱くギラギラした思いのぶつかり合いの場なのであります・・・。
・・・まあ、そんな中、こう言っちゃなんだけど、今まで牧師しかやった事がない人間、ある意味、浮世離れした世界の人間が、ある日、突然、戦場のど真ん中に放り込まれたら、そりゃあ、もう、最後は戦死するしかないわけで・・・。(←まあ、当然、撃沈であります)
しかし、そんなこんなも言ってられないので・・・。
牧師さん、髪のカットから始まりまして、ファッションチェックと、まあ、このなりきり恒例の変身ショーの開始なのであります・・・。(←今回はギャングの親分のお見立てです。さて、どうなるのか?)
そして、これまた恒例の演技コーチの指導なんですが・・・。
まあ、どこかの学校の演技クラスに入れてもらったんでしょうね。そこの女優の卵たちと共に、「これは最高の車ですよ! さあ、買わなきゃ!」の連呼であります。(←女優の卵さんたち、ありがとう)
そして、そんなこんなの牧師さんに任された初の大仕事は・・・。
な、なんと、テレビ生放送のCMで、過激なキャラクターとして登場する事に!!!
一応、設定は、「pimp」って言ってましたから、まあ、売春婦のヒモと言うか、まあ、いわゆる、ポン引きスタイルです。(←ああ、牧師さん、あなたはどこに行くのだ!!)
でも、そんなこんなの試練を乗り越えていくうちに、とうとう、車を一台売ってしまうんですねぇ。(←思わず、拍手、パチパチパチ!)
そして、この牧師さんを褒め称えるために、親分がした行為は、牧師さんのネクタイをハサミで半分に切って、それを店頭のガラスに貼り付けるというものでした。(←親分、あなた、ひょっとして、どこかの"部族の酋長"?)
しかし、しかし、しかし、なんです・・・。(←な、何です?)
牧師さん、ある時、決定的なミスをして、客を逃してしまいます・・・。
そして、この後はグダグダになってしまいます・・・。(←がんばるんだ、牧師さん!)
まあ、この牧師さん、打たれ弱いと言うか、一度失敗すると動揺してしまい、そこからもう、完全に駄目になってしまうタイプの人なんですね・・・。(←いますよねぇ、こういうタイプの人)
で、精神的強さを鍛えるために、ギャングの子分と、映画「ロッキー」よろしく、ボクシングの特訓であります。(←パンチはへっぽこだけど・・・まあ、意気込みは買う)
そして、物語も佳境に入って、試験直前のある夜、ギャングの親分、子分、そして、演技コーチがそろって、「君ならできる!」「がんばるんだ!」と、牧師さんを熱く説得・・・。
それを真剣な表情で聞く牧師さん・・・。
まあ、ギャングの集まりだと言えども、ちょっと感動するシーンであります・・・。(←だから、ギャングじゃないんだって!)
・・・さあ、果たして、この牧師さんは、たった4週間で見事、プロの審査員を欺く事ができるのでしょうか。
まあ、男なら誰でも「強い人間」でありたいはずなんですよ・・・。(←心の奥底で)
例え、「草食動物」であってもね・・・。(←だから、草食動物じゃないんだって!)
そして、牧師という一般的には、「戦う」という事から一番遠い職業であっても、いつか、必ず戦わないといけない時が来るはずなんです・・・。
それは対信者(←喧嘩するという事じゃないですよ) か、対自分自身であるかは、今は分からないけれども・・・。
・・・なんか、そんな思いも含めて、この牧師さんには、これから強い牧師さんになってほしいなぁ、なんて思いましたね、今回。(←いや、本当に、人の良さは一級品なんですから。この人に足りないのは、力強さと言うか包容力だけなんですから)
by amiel2
| 2004-06-24 04:17
| なりきりゲーム