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「都市伝説を追え! その2」・・・ディスカバリーチャンネル

サイエンスミステリー 「嘘交じりの本当の話」 Mostly True Stories: Urban Legends Revealed・・・ディスカバリーチャンネル




今回は、ある花嫁の話・・・。056.gif



アメリカの、ある地方都市での出来事・・・。058.gif

物語の主人公は祖母の家で結婚式を挙げた若い花嫁・・・。

純白のウェディングドレスに身を包んだ彼女は常に笑顔を絶やしません・・・。

この日の結婚式は天気にも恵まれ、出席者は皆、食事や談笑を楽しんでいます・・・。



結婚式の風習というのは、その土地その土地によって、実にさまざま・・・。027.gif

ここでは、パーティが盛り上がったところで、「かくれんぼ」が始まります・・・。

そう、この家系では新郎が鬼になって、出席者全員を探すというのが結婚式の慣わしだったのです・・・。



花嫁以下、出席者たちは、皆それぞれの場所に隠れます・・・。024.gif

そして、鬼となった新郎によって、次々と隠れた者たちが見つけられる中・・・。

不思議な事に、一番目立つであろうこの式の主役、花嫁だけがいつまでも見つからないまま・・・。

とうとう、この花嫁が最後の一人になってしまいます・・・。



1時間探したのち、新郎は大声でゲーム終了を告げます・・・。042.gif

当然、花嫁はもう出てきてもいいはずです・・・。

しかし、いくら呼びかけても、花嫁は出てきません・・・。



数時間が過ぎ、皆、不安になってきます・・・。059.gif

花嫁がどこへ隠れたのか、誰も見当さえもつきません・・・。



しかし、悪いイメージには、さらに悪いイメージが重なるもので・・・。008.gif

どんどん時間だけが過ぎていく中で、花嫁はひょっとして逃げ出したのかも、と囁き始める者もいる始末・・・。

実は、この花嫁は結婚を迷っていたらしい、と言うのです・・・。



そして、そのまま・・・。027.gif

花嫁は誰の目に触れる事もなく・・・。

とうとう、消息不明となりました・・・。



その後、数年して、今度は消えた花嫁の妹が婚約します・・・。056.gif

妹はドレスを借りようと、あの祖母の家を訪れます・・・。

彼女は屋根裏部屋に上り、ドレスを探します・・・。

そこで彼女は、そこにあった古い大きなトランクを開けてみます・・・。



しかし、その中身を見て、彼女は大声をあげてしまいます・・。

その中には、ウェディングドレスに身を包んだ、あの姉の腐乱死体が・・・。



そして、よく見ると、その純白のドレスには乾いた血痕が点々とついていて・・・。

トランクのフタの裏側には爪で引っかいたような多数の傷が・・・。

どうやら、ドレスの血痕はこの花嫁がもがいた時に指先から流れ出た血のようです・・・。

そう、花嫁は、隠れたトランクから出られなくなってしまい、そのまま誰にも見つけられる事なく、死んでしまったらしいのです・・・。





これは作り話でしょうか・・・?027.gif

それとも、かくれんぼで命を落とした花嫁が実際にいたのでしょうか・・・?



まずは、その答えの前に・・・。027.gif

実は、こういう話は古くからあるようでして、トーマス・H・ベイリーという人が19世紀に作った民謡の中にも、かくれんぼで生き埋めになった花嫁の話が出てくるそうです。

そして、世界各地の結婚式には、実に様々な習慣や伝統があり、かくれんぼも、その一つで、多くの国や場所で見られるもののようです。



ところで、この話が、人に、ある種の恐怖心を抱かせるのは、なぜなんでしょうか・・・。



誰でも、子供の頃にはかくれんぼをした経験があるとは思うんですが・・・。027.gif

かくれんぼには、見つかりたくないと思う心の一方で、もし誰も自分を見つけてくれなかったら、という不安が常につきまとうものなのです・・・。

暗いところで、じっと息を潜めて隠れる恐怖・・・。

そんな恐怖心は大人になっても、ずっと心の中に残っているものなのかもしれません・・。



しかし、この話のように、何年も閉じ込められていたら、どうなるんでしょうか?027.gif

そこで法医学の専門家に、この話の意見を聞いてみると・・・。



閉じ込められたのが機密性の低いトランクなら、窒息ではなく熱射病で死ぬ可能性が高い事・・・。

もしくは数日後に、脱水症状で死ぬだろう事・・・。

死後は筋肉が硬直し死斑ができて、その後、環境によって腐敗したりミイラ化したりするとの事・・・。



そうすると、指でもがいた後があった事など、かなりこの伝説に当てはまるところがあります。やはり、これは実話なのでしょうか?



しかし、この伝説では語られていない部分があります・・・。027.gif



まず誰かが花嫁の悲鳴を聞くであろう事・・・。027.gif

死後数日経ったら、強烈な死体臭が漂うので必ず誰かが気づくだろう事・・・。

この伝説では、誰も悲鳴を聞かず、誰も臭いに気づかず、死後数年経って、やっと花嫁は発見されます・・・。



そう、当然、この伝説は「嘘」であります・・・。027.gif



しかし、この伝説はそれでも、尚、強烈な印象を残します。この衝撃的なイメージの他にも理由がありそうです・・・。



ある心理学者は言います・・・。027.gif



実は、この伝説は結婚に対する「恐怖」を象徴しているとの事・・・。027.gif

結婚すれば「家庭」という狭い場所に閉じ込められ・・・。

生きたまま死ぬようなものだという・・。

そんな恐怖がこの伝説を生み出したのだろう、と・・・。



人生最高の日が、実はその正反対の「最大の不幸となる日」でもあるという矛盾性・・・。

はたまた、人生最高の日が、実は自分が死ぬ日だという暗示性・・・。

そして、花嫁は暗く狭い箱の中で、生きたまま、もがき苦しんだという物語の設定といい・・・。

うーん、この話が、「結婚というもの対する恐怖」という人間の深層心理で作られた話だとすると、よくよく出来た話ですねぇ・・・。



まあ、この話を作った人がいるとすれば、当然、男性ではなく女性のはず・・・。(←そうなのか?)

そして、なんか、あの「フェミニズム論」の田嶋陽子先生が聞いたら、「そりゃ、その通り!」とか言いそうな解釈付きの話にまでしてますから、大したものです、この創作者・・・。(←勝手に決めつけるなよ!)



それとも、この都市伝説・・・。029.gif

ひょっとして・・・。

もしかして・・・。

田嶋先生がお作りになった?、とか・・・。(←おいおい、何て事言うんだ!)
by amiel2 | 2005-02-13 05:04 | 都市伝説

「シングルパパの育児奮闘記」(FOX)、ちょっと最近、好きなんですけどねぇ。そういう人って、いるんですかねぇ。ちなみに、当然、「マイ・ネーム・イズ・アール」も好きでした・・・。


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