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カテゴリ:私の大好きな映画( 1 )

どうやら、人間は3種類に分かれるらしい。ひとつは「天才」、もうひとつは「普通の人」。では、あとひとつはどんな人なのか・・・。



まあ、いろいろと忙しく最近の映画をこれぽっちも見なくなった私なんですが、今回から私の大好きな映画についてあれこれ書いていこうかと・・・。



で、まずは私のとっても大好きな映画、ミロス・フォアマン監督の「アマデウス」について書いてみようかな、と・・・。

では、ちょっとネタバレも含むかもしれないので、行など空けまして・・・。





18世紀末のヨーロッパ、舞台は音楽の都、オーストリア・ウィーン。

若き宮廷音楽家のサリエリは、当時の音楽界で非常に評判を呼んでいたモーツアルト(←ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト) をひと目見ようと演奏会にやってきます。

そこで彼が目にするのは、控え室で女と戯れ、知性や教養のひとかけらも持ち合わせていないような馬鹿でありました・・・。

だが、そう思ったのも束の間、サリエリは思いもかけぬ衝撃を受ける事になります。それはこの馬鹿の奏でる曲は、あまりにも美しく、まるで神が創りえた旋律かのようであり・・・。

サリエリの屈辱はさらに続きます。こともあろうにこの馬鹿は、サリエリが皇帝のために必死の思いで作った曲を、たったの一度聞いただけで、いとも簡単に素晴らしい変奏曲にしてしまいます。



そして、とうとう、ある日、運命の日がやってきます。

彼はその馬鹿が作った曲の譜面をはからずも見てしまうのです。

で、見た瞬間、彼は全てを悟ります。「彼はやはり天才だ」と。

そして同時にこう思います。「この男を殺してしまおう・・・」



この後、この物語はモーツアルトにも、そして、サリエリにも不幸な影を次第に落とし始めながら進んでいきます・・・。



サリエリの悲劇はどこにあったのか・・・。

彼は悲しいかな、「天才」ではなかったんですね。そして、さらに悲しい事には、彼は「普通の人」でもなかったんですね。



そう、彼は「天才とは何かが分かる人」だったんですね・・・。



彼がもし普通の人ならば、モーツアルトの凄さは分からずに嫉妬に苦しむ事はなかったでしょうし、また、天才であったなら、モーツアルトと同じく、嫉妬という感情がどのようなものなのかさえも分からない人間であったでしょう。

でも、そのどちらでもない人間が抱き始める感情はあまりにも愚かで悲しく・・・。

そして、「天才」であるモーツアルトも、こと音楽以外に関しては世情に疎く、自分を殺そうとしているサリエリを、何の疑いもなく盲信する様などは、「天才」も、天才であるがゆえの悲しさを持っているのかもしれません・・・。



普段、いろんな場面で天才と言われる人を見ては羨ましく思う、普通の人の私などは、この映画を見てると、普通の人もそれはそれでいいんじゃないかと思えてきます。ひょっとしたら、私がこの映画が好きな最大の理由は、ここにこそあるのかもしれません。



・・・まあ、とかく人間とは、愚かで悲しい生き物なのかもしれませんね。でも、逆にその愚かで悲しい生き物が感情に従って動くからこそ、こういうおもしろいドラマが生まれるんでしょうけどね。
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by amiel2 | 2004-04-13 08:54 | 私の大好きな映画

「シングルパパの育児奮闘記」(FOX)、ちょっと最近、好きなんですけどねぇ。そういう人って、いるんですかねぇ。ちなみに、当然、「マイ・ネーム・イズ・アール」も好きでした・・・。


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